最もくだらない怪談

どうも、死にぞこないです。
今回お話しするのは、当時大学生だったGさんという男性から提供された体験談だ。
正直なところ、くだらない話だから、怪談を読みに来た人は無視してかまわない。
さて…Gさんが住んでいたのは、どこにでもあるような古い木造アパートだったそうだ。
ある冬の夜、彼が深夜のテレビ番組を眺めながら、部屋のコタツでうたた寝をしていた時のこと。
不意に「カサッ」という乾いた小さな物音で目を覚ますと、コタツの対角、つまりGさんの向かい側に、見知らぬ半透明の老人がちょこんと座っていたそうだ。
部屋の照明は落としてあったが、テレビの薄明かりに照らされ、老人がいることは間違いなかったというが、見間違いかもしれないという。
そもそも、老人は向こう側をむいていて、顔はわからない。
数分ほどだろうか、そんな状況が続いた結果、老人はそのまま空間に溶けるようにスッと消えてしまったそうだ。
このことが原因でGさんの身の回りに何かあった…なんてことはないし、そもそもそれ以降、その老人が現れることはなかったらしい。
念のため後日アパートの来歴を調べてみたそうだが、とくに曰く付きの事故物件というわけではなく、ごく普通の物件だった。
だから、見間違いの可能性は相当高い。
…以上、本当にこれだけだ。
死にぞこないメモ
正直なところ、この話には恐怖もなければ、不気味ないわくも存在しない。
控えめに言って、まったく怖くないし面白くもない、ただただくだらない話だ。
別の意味で洒落にならない。
だが…、呪いを祓うには、呪いを受け入れなければならない。
だがらこそ、保険としてこの怪談を載せた方がいいはず。
とはいえ、不安ではあるから、2段階の封印を施しておくことにする。
これで、大きな忌み数を持つ怪談は読まれないはずだ。
封印解除用パスコード
ヒント:死にぞこない

死にぞこない
[ Contact / X ]洒落怖系怪談を投稿していた怪談師。 怪談を負い過ぎてるから、多分、そのうち祟りで死ぬ。 でも生きてるから、死にぞこない。 ごめん、かっこつけた。 …本当は、ユーザー名を 42って取得しようとしたのに、 ミスって41って入力したから。 42になりそこねた42ぞこない。